2010/10/31 (Sun) 01:03:38 介護保険サービスとケアマネージャー

介護保険制度が制定されて以来、ケアマネージャーという資格が注目されています。

介護保険サービスは、要介護認定で介護認定基準と判断されると利用することが可能となります。具体的にどのような介護サービスが受けられるのか、どの位の周期で受けることができるのか、といったことを決めるのがケアプランですが、このプランを作るのがケアマネージャーです。

ケアプランは介護を受ける側が自分達で決めるのではなく、ケアマネージャーに依頼して作成してもらうのが一般的となっています。
そしてこのケアマネージャーは介護保険制度の専門職となっており、ケアプランの作成以外にも、介護保険に関する相談、各種申請や手配、介護保険料の計算なども行っています。

ケアマネージャーは実は介護保険制度が始まることによって導入された資格であり、誰でも受験できるというわけではありません。ケアマネージャーには、現場の考えに基づいた判断が必要になってくるので、医療・介護・福祉いずれかの国家資格を持っている人、実務経験がある人のみに限定されています。

ケアマネージャーの試験は年1回で、それに合格した後、前後期に分けて行われる実務研修を受講した後に初めて資格が与えられます。介護保険制度に関する豊富な知識と、ケアプランを立てる冷静な判断力、毎年変わる介護保険法を把握する情報収集能力などが求められます。

ケアマネージャーの受験資格は、医師や保健師、看護師、あんまマッサージ師、栄養士、作業療法士等、医療・介護・福祉に関わっている人といえますが、詳しいことは各市町村の窓口に問い合わせてみる必要があります。